ある日、勤め先の有明製薬の合併を機に、リストラ候補へ一気に転落してしまう青柳誠一。一方、妻と娘には突如、家を出て行かれてしまう。真面目に誠実に生きてきたはずなのに、一体何がいけなかったのか・・・? 会社で起死回生のチャンスとして上司から与えられたミッションは、有明製薬が資金援助しているバレエ団の年末公演『白鳥の湖』の興行を成功させることだった-。不可能に近い挑戦を成功させるべく青柳は、妻の残した『バレエ日記』を唯一の手がかりにして未知のバレエの世界に立ち向かっていく。。鎌倉時代、1200年代初め。貧しい農家に生まれながらも賢く利発な平次郎は、ある日、親鸞聖人と出会い、多くを学び成長していく。やがて京に戻った親鸞聖人を追って故郷を離れた平次郎は、「唯円」という名を授かり、仲間たちとともに親鸞聖人のもとで仏教を学ぶ。そんな中、かつての友人が苦境に立たされていると知った唯円は、なにも出来ない自分への無力感にとらわれ苦悩する。なぜ、善人よりも悪人が救われるのか? 人は、なぜ生きるのか? 「すべての人間が悪人であり、救われるために条件はない」という親鸞聖人の言葉の真意が、解き明かされていく――。。